いい音探しの第一歩は、スピーカー探しから。
寒い季節にご自宅で楽しめる趣味として、音楽鑑賞を「良質なステレオ装置で始めたい」というお客様からのご相談を多くいただきます。
特にスピーカーは音の出口となる装置ですので、再生する音色や音楽性は七割方、スピーカーで決まると言えます。
そんなスピーカー選びの心得ですが、一つの目安として自分が好きな音楽ジャンルを得意とするメーカー、ブランドを選ぶと良いでしょう。
また面白いことに、スピーカーには設計や作った人の国民性を非常に強く感じるところがあります。

・アメリカ西海岸サウンドの代表的ブランド「JBL」。パワフルでとても元気が出るサウンドを兼ね備えています。
・ヨーロピアンサウンドの代表的ブランド「TANNOY」。ウエットで美しい響きが印象。微妙な陰影を表現でき、人の心に寄り添ってくれる音を出します。
・ドイツ製のスピーカーの音といえば、あの発音の強さをしっかり再生するという目的もあると思われ、質実剛健な真面目な音。
・フランスやイタリアの音といえば、スムーズな小気味良さ、堅苦しさを感じさせない心地よさ。
・日本メーカーの音といえば、印象は各社違いがありますが、おおよそドイツの質実剛健とはまた違った、とても真面目な感じのサウンドです。 YAMAHAのNSシリーズなどはその典型だと思います。スペックや性能へのこだわりは世界一の内容です。

今回こちらで特集している使い勝手の良い小型スピーカー「ブックシェルフスピーカー」には、各国・各社の音造りが凝縮されております。
ぜひこの機会に、ご自身のベストな一台をお探しになってみてはいかがでしょうか。